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梅雨に弱りやすい胃腸
毎年5月半ばを過ぎると湿気が少しずつ気になってくるように感じます。
気温も高くなり、体のだるさを感じている方も多いのではないでしょうか。
梅雨の時期は五臓の「脾(ひ)」が弱りやすいとされています。
「脾」は食べ物を消化して体に必要なエネルギーへ変える五臓です。
さらに、水分代謝にも関わっているため、脾の働きが弱まると体内の水分も滞りやすくなります。
日本は海に囲まれた湿気の多い島国のため、大気中の湿気による邪気である「湿邪(しつじゃ)」の影響を受けやすいものです。
梅雨になると、この湿邪の影響が強まり、湿気を嫌う脾の働きが更に弱まりやすく、
- 食欲不振
- むくみ
- 軟便・下痢
- 胃もたれ
- 体が重だるい
といった症状の方が増えてきます。
日本のドラックストアに胃腸薬が多くそろっているのは、この湿邪の影響が少なからず関わっているのかもしれません・・。
胃腸薬に頼る前に。体の除湿をしてみませんか?
今回は「利尿除湿」の効果のある「小豆(あずき)」を使ったスープをご紹介します。
レシピ:「小豆入りミネストローネ」

材料(2~3人分)
- 小豆 30g
- たまねぎ 1/2個
- セロリ 1/4本
- にんじん 1/3本
- キャベツ 1枚
- じゃがいも 1個
- トマト 1個
- ベーコン 2枚
- オリーブオイル 大さじ1
- 固形スープの素 1個
- 塩 少々
作り方
- 水洗いした小豆を鍋に入れ、小豆がしっかり浸る程度の水と共に火にかける。沸騰したらザルに上げお湯を捨てる。
- 鍋に小豆を戻し、水300ml(分量外)を加えて火にかける。沸騰したら弱火にし、30~40分程、指で軽く押して つぶれるくらいの柔らかさまで煮る。煮ている途中で水が減ってきたら適宜足す。
- トマト以外の野菜とベーコンはさいの目に切る。トマトは湯向きして2cm各に切る。
- 鍋にオリーブオイルを入れ、ベーコンを入れて炒める。
- 玉ねぎを加え、甘みが出るように塩を一つまみ入れ、しんなりするめで炒める。
- セロリ以外の他の野菜も加えて軽く炒める。
- 水、固形スープの素を加え、弱火で20分程煮る。
- セロリを加え、味を見て物足りない時は、塩で味を調節してみてください。
ポイント・コツ
- 小豆を煮たときに残った煮汁は、大さじ1杯ほどスープに加えると、程よく小豆の風味が広がります。
お湯で薄めれは、「あずき茶」としても楽しめます。 - セロリのスッキリした香りには「気」を動かす働きがあります。香りが残るように最後に加えるのがポイントです。
食材の効能
小豆
- 利水滲湿
体にたまった余分な水分=湿(しつ)を排出し、むくみ・重だるさ・軟便に効果があります。 - 解毒排膿
体の中にこもった熱や老廃物を排出する働きを「解毒排膿(げどくはいのう)」といいます。梅雨や夏に増える、吹出物や口内炎に良いとされる働きです。
じゃがいも・キャベツ
脾の働きを補う食材で、食欲不振、胃もたれ、食欲不振など、湿気で弱りやすい脾の働きを良くする効果があります。
たまねぎ
気の巡りを良くし、体にたまった湿を取り除く働きがあります。
消化も促してくれるため、脾を補う食材と一緒に取り入れるとより良い食材です。
小豆の効能は、梅雨の時期にぴったりですよね◎
このスープには、小豆だけではなく、脾を元気にしたり、消化を助けたりと、お腹にうれしい食材がバランス良く組み合わされています。
効能はもちろんですが、小豆を加えることで、ほくっとした豆の口当たりと、小豆の風味がほんのり広がり、美味しさがぐっと増すのも魅力です。

