陽虚証の薬膳「鶏肉と山芋と椎茸のフェンネルシードスープ」

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陽虚証について

気が不足すると陽虚に繋がります。臓腑の機能が低下して気虚になり、気虚がさらに進むと陽虚になると言われています。症状としては、顔色が息切れ、声が低微、動悸、疲労感、めまいに加え、顔色が白く、四肢や体が冷えている、腹痛(温めるとよくなる)、下痢、むくみなどがあります。

脾陽虚

陽虚証といっても、心陽虚、脾陽虚、腎陽虚などがあります。今回は、陽虚証の中でも、脾陽虚に焦点を当ててみたいと思います。

脾陽虚証とは、食後のだるさや食後眠くなるなどの症状や腹部の冷え、痛み、下痢などを起こしやすい方です。

今回は「温中補脾」という考え方に沿ってレシピを考えてみました。体を中から温め、脾(胃腸)を補います。

レシピ名:鶏肉と山芋と椎茸のフェンネルシードスープ

材料と分量(2人分)

  • 鶏肉200g
  • 山芋50g
  • 椎茸50g
  • 大棗4個(20g)
  • 玉葱20g
  • 生姜10g
  • フェンネルシード小さじ1弱
  • ナツメグひとつまみ(下痢のある人)
  • 酒大さじ1
  • 塩少々

簡単な作り方

  • 鶏肉、山芋、椎茸、玉葱は食べやすい大きさに切る。
  • 水600㎖に大棗を入れ30分位戻しておく。
  • 上記を火にかけ、沸騰したら鶏肉、山芋、椎茸、玉葱を入れ、火が通るまで煮る。
  • 食材に火が通ったら、フェンネルシード、ナツメグ、すりおろした生姜、酒、塩を入れ、味を調える。

ポイント

鶏肉、山芋、椎茸、大棗は、気を補い、食欲がなくて胃腸が弱っているときに使える食材です。生姜、フェンネルシードは、冷えを改善してくれます。ナツメグは他の食材の温める力を助け、冷えによる下痢に効果的です。少量の玉葱を加えることで気の巡りを良くします。

脾陽虚は胃腸が弱っている状態です。スパイスの使い過ぎは逆に胃もたれの原因になるため、ほんのり香る程度に使うようにするとよいです。

今回は、手に入りやすい食材で脾陽虚の薬膳レシピを作りましたが、陽を直接補う食材、羊肉や鹿肉などを使うとより効果的です。

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