年齢を重ねて感じる疲れやすさ
最近疲れやすくなった、寝ても疲れが取れにくい、などと感じている方、いらっしゃるのではないでしょうか。やらなければならないことはいっぱいあるのに…、やる気がおきなかったり、やろうと思っていてもできない、なんていうこともあると思います。
年齢を重ねると、そう感じる方も多いと思いますが、特に女性は、女性ホルモン(エストロゲン)の減少が大きく関係していると言われています。エストロゲンは女性のからだ全体の健康を保ち、肌のハリ艶、骨密度の維持、自律神経や代謝にも関わっているため、減少による体調の変化はどうしても出てきます。私自身も、体調の変化を感じていますし、また、私が以前働いていたクリニックでも、更年期のさまざまな症状で悩む方がたくさんいらっしゃいました。
不調を感じたとき、何か疾患が潜んでいる可能性もありますので、まずはそれを否定してもらうことが大切です。疾患が否定されたうえで、その不調は更年期症状、とされます。
婦人科では、更年期症状に対してホルモン療法や漢方を勧められることもありますが、ちょっとした症状に対しては、日常生活に取り入れられる工夫で改善できたらいいですよね。
今回はさまざまな症状の中でも、「疲れ」に、焦点を当ててみたいと思います。
更年期による「疲れ」の症状は、中医学の視点から見ると、気や血の不足と、五臓の衰え、特に腎の衰えに伴う腎虚によるものと言われています。
つまり、「疲れを癒す」→「気と血を補い、腎の働きを助ける」ことが大切になります。
そこで、「補気養血」という考え方に沿った、とっても簡単な一皿をご紹介したいと思います。
レシピ:長芋とイカのさっと炒め

材料(2人分)
- 長芋200g
- イカ1杯
- にんにく1かけ
- 黒ゴマ(すり)大さじ1
- ゆず少々
- 塩少々
- ゴマ油大さじ1
- オイスターソース大さじ1
簡単な作り方
- 長芋、イカは食べやすい大きさに切り、にんにくはスライスしておく。
- フライパンにゴマ油を熱し、にんにくを入れ、香りが出たら長芋とイカを入れ、火が通るまで炒める。
- 塩、オイスターソースで味を調え、最後に黒ゴマとゆずを振りかける。
今回使用した食材
長芋:気を補ってくれる作用があり、疲労回復に効果があります。また、美肌効果もあると言われています。
イカ:血を補ってくれる作用があり、貧血の改善や生理不順、生理痛の改善にも効果が期待できます。
その他の食材も、効果を助けてくれています。
黒ゴマ:肝や腎の働きを助けてくれて、養血作用もあります。疲労回復だけでなく、白髪や便秘にも効果があると言われています。
ゆず:気を巡らせて消化を助けてくれる作用があるので、少し取り入れると効果的です。
それぞれ食材に期待できる効果(効能)がありますが、冬には温かい料理にして食べるのがよいとされています。長芋は温めるとホクホクしてとってもおいしいですよ。
疲れたと感じたときは、まず、無理をしすぎないようにしてくださいね。
そして、食事を考えたときに、食材の持つ効能を少し知っておくと、簡単料理でも美味しくその効能を取り入れることができますよ。
これからも少しずつ、ご紹介していきたいと思います。
