夏を乗り切る!「緑豆ととうもろこしの薬膳ご飯」

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夏のだるさをやさしく整える

暑さが本格的になると、「食欲がない」「体が重い」「疲れが抜けない」と感じることはありませんか。

中医学では、夏は「暑邪(しょじゃ)」と「湿邪(しつじゃ)」の影響を受けやすい季節と考えられています。
強い暑さによって体の熱がこもり、大量の汗で気(エネルギー)が消耗されます。
さらに湿度の高い日本の夏では、体の中にも余分な「湿」がたまりやすく、胃腸の働きが低下してしまいます。

その結果、食欲不振や倦怠感、むくみ、胃もたれなど、いわゆる「夏バテ」の症状が現れやすくなるのです。

そこでおすすめしたいのが、今回ご紹介する「緑豆ととうもろこしの薬膳ご飯」です。

このレシピのテーマは「清熱利湿健脾(せいねつりしつけんぴ)」

体にこもった熱を冷まし、余分な湿を取り除きながら、気を補い、胃腸(脾)の働きを整える薬膳ご飯です。暑さで弱りやすい夏の体をやさしくサポートしてくれます。

主役となる緑豆は、中国や台湾、フィリピンなどでも古くから親しまれている食材です。中国では夏になると緑豆のスープやお粥などが食卓によく並び、暑い季節を元気に過ごすための知恵として受け継がれてきました。

薬膳では緑豆には「清熱解暑(せいねつげしょ)」や「消暑止渇(しょうしょしかつ)」の作用があるとされ、体にこもった熱を冷まし、暑さによるほてりやのどの渇きを和らげる働きが期待できます。夏にぴったりの代表的な食材の一つです。

もう一つの主役であるとうもろこしには、「健脾和胃(けんぴわい)」と「除湿利水(じょしつりすい)」の働きがあります。弱った胃腸を整えながら、余分な水分の排出を促し、体の重だるさやむくみが気になる方にもおすすめです。

そして毎日食べるお米(粳米)にも、「補中益気(ほちゅうえっき)」や「健脾和胃」といった作用があります。胃腸をいたわりながら気を補い、消化吸収を助けるため、夏で食欲が落ちている時にも取り入れやすい食材です。

それぞれの食材が持つ働きを組み合わせることで、暑さで疲れた体を無理なく整えてくれる一品になります。

レシピ:緑豆ととうもろこしの薬膳ご飯

緑豆ととうもろこしの薬膳ご飯

材料(2〜3人分)

・粳米 2合
・緑豆 50g
・とうもろこし 1本分

下準備

・緑豆は3時間〜半日ほど水に浸しておきます。
・とうもろこしはあらかじめ茹で、実を外しておきます。

作り方

  1. お米を通常通りセットし、水気を切った緑豆を加えます。さらに、とうもろこしの芯も一緒に入れて炊飯します。
  2. 炊き上がったら芯を取り出し、とうもろこしの実を加えてさっくり混ぜ合わせれば完成です。

ポイント

今回は香ばしさを楽しむため、とうもろこしの実を軽く焼いてから加えています。
焼き目の香りが加わることで、甘みがより引き立ち、食欲が落ちやすい夏でも食べやすいご飯になります。

さらに、炊飯時にはと麦を加えるのもおすすめです。はと麦には優れた利水作用があり、余分な水分を排出する働きをさらに高めてくれます。
湿気の多い季節や、むくみが気になる方には特におすすめのアレンジです。

暑さに負けない体づくりのために、「清熱利湿健脾」を意識したご飯を取り入れてみませんか。旬の食材の力を借りて、元気に夏を過ごしましょう。

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